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インプラント治療後のケア

インプラント治療は、歯を失った場合の非常に優れた治療法です。自然な見た目や咀嚼機能を回復できることから、多くの患者に選ばれています。しかし、治療はゴールではなく、むしろスタートです。インプラントを長く快適に使い続けるためには、適切なケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。

インプラントの成功率は90〜95%以上と非常に高いものの、10年以内に15%以上のインプラントがインプラント周囲炎などの何らかのトラブルを経験するといわれています。インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という歯周病に似た炎症性疾患が発症するリスクがあります。

インプラント周囲炎とは?

インプラント歯周炎とは、インプラント周囲の歯肉や骨に細菌が感染し、炎症や骨吸収が進むことでインプラントの寿命を縮めてしまうトラブルです。早期段階であれば治療により改善が期待できますが、重度になるとインプラント撤去が必要になることもあります。定期的なメンテナンスと正しい口腔ケアが予防に重要です。

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インプラントが長持ちしない主な4つの原因と対策

1.喫煙がインプラントに与える影響

喫煙は血流を悪化させ、歯ぐきや骨に十分な酸素と栄養が届かなくなります。その結果、傷の治りが遅くなり、インプラントと骨の結合が妨げられることがあります。さらに、喫煙は免疫力を低下させるため、細菌感染が起こりやすくなり、インプラント周囲炎や歯周病を引き起こすリスクが高まります。炎症が進行しても自覚症状が現れにくいため、気づかないうちに状態が悪化することも少なくありません。また電子タバコや加熱式タバコも無害ではなく、ニコチンやその他の化学物質が血流を悪化させたり、唾液分泌を抑制したりするため、同様にインプラントへの悪影響が懸念されます。

解決策: 大切な歯やインプラントをより長持ちさせるためにも、インプラント治療を機に禁煙することを強くおすすめします。

2.糖尿病がインプラントに与える影響

糖尿病、特に血糖コントロールが不良な状態では、全身の血流が悪化し、免疫力も低下します。そのためインプラントと骨の結合がうまくいかず、治癒が遅れたり、感染しやすくなったりします。隠れ糖尿病のように自覚のないまま血糖値が高めの状態が続いていると、インプラント周囲の骨再生や免疫応答に悪影響を及ぼし脱落のリスクが高まります。

解決策: インプラント治療前に血糖値を検査し、必要に応じて内科的な管理を行いながら治療を進めることが大切です。糖尿病のある方は特に、定期的な通院と指導を受けながら口腔ケアを継続することが重要です。

3.歯周病がインプラントに与える影響​

歯周病は歯を支える骨を破壊する病気であり、インプラント治療においても大きなリスク要因となります。特に重度の歯周病がある場合は、骨の支えが不十分なため、インプラントの成功率が低下します。また、歯周病による細菌感染が残っていると、インプラント周囲炎が発生しやすくなります。

解決策インプラント治療前には必ず歯周病の治療を行い、感染源を取り除くことが必要です。また、骨量や骨質を確認したうえで、必要に応じて骨造成などの補助手術を併用することが成功率向上につながります。治療後も継続的な清掃と生活習慣の見直しが求められます。

4.術後の生活習慣と指示不遵守が与える影響

インプラント治療後の生活習慣も、その長期的な安定性に大きく影響します。術後すぐに硬いものを噛むと、骨とインプラントの結合が不十分なまま負荷がかかり、インプラントの脱落リスクが高まります。また、抗生物質や消炎薬の服用を怠ったり、清掃を十分に行わなかったりすると、感染や炎症が起こりやすくなります。

解決策: 術後は歯科医師の指示に従い、柔らかい食事を心がけるとともに、薬をきちんと服用しましょう。さらに、ブラッシング・フロス・歯間ブラシなどの清掃を毎日丁寧に行い、細菌の繁殖を防ぐことが大切です。

術後のケア:フェーズ別ポイント

術後0〜2週間:安定のための初期ケア

インプラント手術後の最初の2週間は、特に注意が必要な時期です。この期間は骨との結合が始まる重要な段階であるため、刺激を与えないことが求められます。食事は柔らかいものに限定し、熱すぎる・冷たすぎるものや、粘着質の食品は避けましょう。また、うがい薬の使用やブラッシングの方法については、歯科医師の指導に従ってください。禁煙を厳守することで、治癒を促進し感染を防ぐことができます。


術後2週間〜3ヶ月:結合を促すケア

この時期は、インプラントが骨としっかりと結合していく過程です。日々の清掃を丁寧に行うと同時に、かみ合わせの確認やナイトガードの使用など、咬合に対するケアも重要になります。電動歯ブラシやインターデンタルブラシを取り入れると、より効果的に清掃できます。

術後3ヶ月〜1年:維持と予防のためのケア

インプラントの安定が確認された後も、定期的なチェックと清掃を継続することが求められます。歯科医院ではレントゲンを用いて骨の状態を確認し、ポケットの深さや歯肉の炎症の有無を評価します。また、被せ物の状態や咬合のバランスもチェックされ、必要に応じて調整が行われます。


1年以降:長期維持のための定期管理

インプラントは、治療後のメンテナンスによって寿命が大きく左右されます。3〜6ヶ月に1回の定期検診では、動揺の有無、歯肉の状態、インプラント周囲炎の兆候などを確認します。自覚症状がないまま進行することもあるため、歯科医院でのプロフェッショナルケアが重要です。ナイトガードの継続使用や被せ物のチェックも忘れずに行いましょう。

異常を感じたときのチェックポイントと対応​

インプラントは自然歯と異なり、神経が存在しないため、自覚症状が現れにくい特徴があります。したがって、異常があったとしても気づきにくく、気づいた時にはすでに進行しているケースも少なくありません。以下のようなサインに気づいた場合は、早めに歯科医院を受診することが大切です。

まず、歯ぐきが赤く腫れていたり、出血が見られる場合は注意が必要です。特にブラッシングの際に出血が頻繁に起こる、あるいは自然出血がある場合は、インプラント周囲の炎症が疑われます。また、膿が出ていたり、口臭が急に強くなった場合も、細菌感染の兆候である可能性があります。

さらに、インプラントに違和感がある、かみ合わせが変わったように感じる、または明らかに動いているといった場合は、インプラントの動揺や、骨の吸収が進行していることが考えられます。

これらの症状が確認された場合は、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。医院ではレントゲン撮影、歯科用CT、プロービング(歯周ポケットの測定)、咬合検査、動揺度の確認などを通して、状態を正確に診断し、必要に応じて薬剤の処方、被せ物の調整、外科的処置などの対応が行われます。

 

歯科医院でのメンテナンス

 

インプラント治療後の長期維持には、歯科医院との密接な連携が欠かせません。通常、治療完了から1年以内は、3〜4ヶ月ごとの定期検診が推奨され、インプラント周囲の清掃状態や歯肉の炎症、かみ合わせの変化などを総合的に確認します。年に1回はレントゲンを撮影し、骨の吸収の有無を評価します。

また喫煙習慣がある、糖尿病がある、歯周病の既往歴があるといったリスクの高い患者には、より頻度の高いメンテナンス(3ヶ月ごと)や、ナイトガードの使用指導、清掃ツールの個別提案など、パーソナライズされた対応が行われます。

歯科医院では、インプラント専用の清掃器具や方法を用いて、スケーリングを実施しながら、ホームケアの質を高めるための指導を行います。また咬合バランスや被せ物の状態、骨の変化などを長期にわたってモニタリングします。

このように歯科医院と患者が二人三脚で取り組むメンテナンス体制こそが、インプラントの長期的な成功に繋がるのです。​​​​​​​​​​​

​インプラントの治療費用

メーカー
価格(1本あたり)
ストローマン社 (Straumann)
85,000 バーツ
ネオデント社 (Neodent)
65,000 バーツ
オステム社 (Osstem)
55,000 バーツ
バイオテム社 (Biotem)
49,000 バーツ

*備考 上記の価格には 精密検査費用および骨造成費用 は含まれておりません。
症例によっては、必要に応じて追加費用が発生する場合がございます。

インプラントの治療後に良くある質問

CLOVER BY SD CLINIC

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