top of page

セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)

セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)は、アメリカの歯科医師であるドワイト・デーモン博士によって開発された最新のワイヤー矯正のシステムです。
従来のワイヤー矯正では、ワイヤーをブラケットに固定するために輪ゴムや結紮線(けっさつせん)を使用することで、ワイヤーとブラケットの間に摩擦力が生じます。この摩擦力は歯を動かすために必要な力を増加させ、結果としてより強力な力を歯に適用する必要があります。これは治療中の不快感の原因となることがあり、また治療期間を延長する要因にもなり得ます。一方で、セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)は、ブラケット内でワイヤーが自由に動くことを可能にする設計がされています。このシステムではブラケットとワイヤーの間の摩擦が大幅に減少し、その結果より少ない力で歯を効率的に動かすことができます。少ない力で歯を動かすことができるため患者さんの不快感が減少し、治療期間が短縮される可能性があります。

従来のワイヤー矯正

デーモンシステム

ワイヤーをブラケットに固定するために輪ゴムや結紮線を使用することで、ワイヤーとブラケットの間に摩擦力が生じます。

ブラケット内でワイヤーが自由に動くことが可能で摩擦などの抵抗力が少ない設計です。

セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)の特徴​

治療時間の短縮

デーモンシステムは、ブラケットとワイヤーの間の摩擦を大幅に減少させる設計がされています。これにより、歯を動かすために必要な力が少なくなり、歯がより自然かつ効率的に動くことができます。結果として、治療期間が従来の矯正方法に比べて短縮される可能性があります。治療期間の短縮は、患者さんの負担軽減にもつながります。

通院頻度が少ない

デーモンシステムは、歯を効率的に動かすことができるため、調整のための通院回数を減らすことが可能です。また、セルフライゲーションブラケットは調整が比較的簡単であるため、通院時の診療時間も短縮されることが多いです。これは、忙しい患者さんや遠方から通院される患者さんにとって大きなメリットとなります。

手入れがしやすく衛生的

セルフライゲーションブラケットは、輪ゴムや結紮線を使用しないため、ブラケット周辺がより清潔に保ちやすくなります。また、ブラケットの構造がシンプルであるため、歯ブラシやデンタルフロスを使った日常のお手入れがしやすくなります。これにより、矯正治療中の虫歯や歯周病のリスクを減少させることができます。

痛みが少ない

デーモンシステムによる治療では、より少ない力で歯を動かすことができます。治療に伴う圧力が減少するため、患者さんが感じる痛みや不快感も軽減されます。これは、特に矯正治療を受ける子供や痛みに敏感な患者さんにとって大きな利点です。

​セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)のデメリット

治療費が高い

デーモンシステムでは、特別な機能を持つブラケットを使っています。これらのブラケットは作るのが難しく、普通のブラケットよりも複雑です。また、デーモンシステムで使われるブラケットやワイヤーには、丈夫で長持ちする高品質のステンレススチール、チタニウム合金、セラミックなどの特別な材料が使われています。これらの材料は、装置が長くしっかりと機能することを保証します。

金属製のブラケットが目立つ

セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デーモンシステム)は、その効率性と患者への快適性で知られていますが、金属製のブラケットが見えることに対する抵抗感を持つ患者さんもいらっしゃいます。このような懸念に対応するために、デーモンシステムには「デーモンクリア」というオプションがあります。デーモンクリアは、透明なセラミック材料で作られたブラケットを使用しています。これにより、金属のブラケットが口内で目立つことなく、矯正装置をほとんど見えないようにすることが可能です。透明なブラケットは、普段の生活や仕事で見た目を気にされる患者さんにとって、大きなメリットとなります。デーモンクリアを利用することで、デーモンシステムの持つすべての利点を享受しつつ、装置が目立つことによる心理的な抵抗感を大幅に軽減することができます。透明なブラケットは、矯正治療をより受け入れやすくし、患者さんが自信を持って日常生活を送ることを支援します。

​セルフライゲーション型ブラケット装置(デーモンシステム)の治療例

 治療前
b2.jpg
b1.jpg
 治療後
a1.jpg
a2.jpg
当院は初診カウンセリングを無料で行っておりますので、 
デーモンシステムが気になる方は、まずは相談をしましょう。
  • 治療中の痛みはありますか?
    従来型のワイヤー矯正治療に比べると痛みは格段に少ないですが、新しいステージのマウスピース(アライナー)に交換した後に、歯の圧痛を経験する場合があります。痛みの感覚には個人差がありますが、通常その症状は2〜3日で良くなります。
  • インビザラインは一日どのくらい装着するのですか?
    1日の使用時間は約20~22時間です。食事する時や歯磨き時を除き、常に装着しているのが望ましいです。長時間外してしまうと、治療期間が長期化する可能性があり、望まれる治療結果の実現性に影響を与える場合があります。
  • インビザラインを装着すると喋りづらいですか?
    装着直後に一時的に発音に影響を与える場合がありますが、通常1週間以内に慣れて通常通りに会話することができます。
  • 通院頻度はどのぐらいですか?
    インビザライン治療中は、マウスピースを自分で新しいものに取り替えることができるため、従来型の矯正治療に比べて通院頻度が少ないです。2〜3ヶ月に1回で通院できることから、海外へ行ったり来たりする方や忙しくてなかなか時間が取れない方におすすめです。
  • 治療中に歯の表面に付いてある白い物は何ですか?
    インビザライン治療中に歯の表面に付いている白いポッチは「アタッチメント」と言います。アタッチメントは、インビザラインが歯にしっかりと固定され、歯を動かすための圧力がかかるように、歯の表面に設置する突起物です。歯の色に近い色ですからあまり目立ちません。治療の後にアタッチメントを綺麗に撤去します。
  • インビザライン治療で歯を削る事も必要ですか?(IPR)
    インビザラインに限らず矯正治療を行うには歯を移動するためのスペースが必要です。そのスペースを確保するために歯を削る治療をIPR (Interproximal Enamel Reduction)と呼びます。IPRは歯と歯が接している部分を片面づつ約0.2mmで、歯のエナメル質の厚みの3分の1以下です。研究結果よりIPRが原因で歯が悪くなったり、むし歯になるという報告はありません。また、インビザライン治療で歯を削る場合は、すべてコンピュータで削る量を計算するため、必要な量だけスペースを獲得することができます。
  • インビザライン治療中に帰国するとどうなるのですか?
    インビザラインの治療期間中に帰国することになって通院ができなくなった場合でも、転院して治療を継続することができます。インビザライン製造会社のアライン・テクノロジー社は患者様をシリアル番号で管理しているため、転院先の歯科医院がインビザライン治療を行っていれば、患者様の治療情報を譲渡することが可能です。帰国や引っ越し予定がある方は、カウンセリング時にぜひ相談してください。

矯正歯科の費用

メタルブラケット
53,000 バーツ
セラミックブラケット
76,000 バーツ
デーモンQ
80,000 バーツ
デーモンクリア
90,000 バーツ
インビザライト エクスプレス
80,000 バーツ
インビザライン ライト
140,000 バーツ
インビザライン フル
180,000 バーツ
リテーナー
3,000 バーツ/ピース
bottom of page